7月20日(木)
ドイツ Düsseldorf~近郊 最高気温26℃、最低14℃。
朝5時半ごろ雷、雨、強風。 その後、曇りのち晴れ。
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5時過ぎに起きたら既に外は強い風に雨そして雷まで!
でも、オットの出勤の時間にはおさまったので良かった~。
ヤフーニュースを見ていたら、「建築会社の23歳の社員が過労自殺・・・」と言う記事が目に留まる。
何とも言えない気持ちで・・・テンションが下がる。
長時間労働、ブラック企業・・・
まるで蟻地獄のように感じる。
なぜ中年夫婦が犬、猫連れて、今ドイツにいるのか?
そうそう、それよそれ。
オットはまさに長時間労働で危ういところだったのだ。
週休2日のはずが休みは日曜日だけで、それも帰ってくるのは午前様。
休みだけではなくて、毎日日付が変わらないと帰って来ない。それも3時とか。
そして、7時過ぎには家を出て行くの繰り返し。
何時間の睡眠?
仕事や会社の事をあまり話さないので、どうなっているのか分からないけど、どう考えてもおかしいと言うと、
「仕事をうまくこなせない自分が悪いから。」って答えが返って来たりして・・・
1年目はそんな感じだったけど
疲れは溜まるわけで、だんだん元気もなくなっていく。
2年目には「時間内に終わらない量だと分かっているのに仕事振って来るんだよね・・・」と。
もう疲れて別人(苦笑)
オットが無事に帰宅するまで気になって眠れなくてこっちも寝不足。
更年期と重なって酷い事に。
オットに「死ぬよ。仕事辞めたら?」と言っても聞く耳持たず。
でもだいぶ辛いのは分かる。
そのうち帰り道、居眠り運転をして2回ほど車をぶつけて帰って来た~!
縁石に乗り上げたのとガードレールにぶつかったらしい。
どちらも車が壊れただけで済んで本当に良かった。
これはもう放ってはおけない。
誰かを傷つけてしまったら取り返しがつかなくなる。
本人も分かっているだろうけど、しつこく説明した。喧嘩になっても。
オットは真面目だから誰かに迷惑がかかる事は絶対にしたくないと思うのでそこを攻めた。
「もし、誰かの命を奪ってしまったら・・・どれだけの人が悲しむのか、辛い思いをするのか考えてね。」と。
それからは何処かで仮眠をしてから帰ってくるようになった。
本当に大変で可哀想に思う。
辞められない理由・・・
余裕があるわけではないけど、うちには子供はいないから再就職まで何とかなると思うが・・・
多分、オットはその就活が嫌なんだと思う。
この会社に入った時に「もう2度と就職活動はしたくない。」と言っていたのを思い出しす。
人とのコミニケーションが苦手。
動物相手だといいんだけど(笑)
真面目なので、若くもないから厳しことを言われたり、断られたり・・・厳しく感じるんだろうね。
それに一番は家族の事を考えてくれているんだよね。生活のため。
そう考えると、余計にこのままでいいのか?と不安になってくる。
でもどうすればいいのか分からない。
誰に、どこに相談すればいいのだろう?
いや、これって誰かに相談する事なの?
そんな事を思っていた3年目に「もうダメかも・・・」とオットは言った。
来たーーー!
これは間違いなくSOSのサインだ!
見るからにボロボロで何も考えられない状態。
疲れ果てている何物でもない。
よくここまでがんばった。
っていうか、こんなになるまでがんばっちゃいけないだろう~(泣)
こうなる前に何とかしないと・・・
でも、難しいこと。
大人だし、本人が辞めるとか何かしようとしなければ、周りが何を言っても無駄だ。
先には進めない。
この先どうなるんだろう・・・身体か心が壊れるとか・・・
もしかしたら今日の「いってらっしゃい。」が最後になってしまうかも・・・
そんな不安に襲われる毎日。
途中で、「いくら言ってもダメだから仕方ない。オットに何があっても諦めよう・・・」
そんな思いにもなった。
でも、いままでも後悔しない毎日を送るように心がけて来たから
この時も、何回も何回も心の中で自問自答を繰りかえした。
「これでいいのか?このままでいいのか?」
なかなか答えは出なかった。
いや、本当は答えは出ていたのかもしれない。
「このままではいけない!」と。
ただ、どうすればいいのか見当もつかなかった。
しかし、
SOSのサインを聴いたら、頭の中には
あしたのジョーの丹下段平になった自分がいて、オットに白いタオルを思い切り投げていた。
何の保証もないが、会社を辞めてドイツに行こう!
家族みんなでドイツに行こう!
残業のないドイツに行こう!
ほんと、テケトー人間なおばさんは何も考えず、その時はこれしかない!なんて思った。
今考えるとアホ過ぎる(苦笑)
でも、どんな理由でもよかたのだ。
オットが会社を辞めれば。
オットは戸惑いながらも、「家族で楽しく暮らすのが一番じゃ~♪」とゴリ押しするおばさんに逆らえず(笑)
「突然ドイツに行きたいと言うもんで・・・そうすることになりました。」という立派な理由が出来上がったわけだ。
そして同時に、好き勝手をする嫁の出来上がり(爆)
この時は誰も味方になってくれなくても、おばさんはオットを助けるんだ~なんて今考えるとアホさに笑ってしまう。
ひとりでなんて生きられないのだから。
ドイツに行く前から妹夫婦、両親や友人(ブロ友さん)に応援してもらい、ドイツではみんなに命を助けてもらった。
オットにも娘たちにも大変な思いをさせてしまった。
今になって考えると、あの時、他に何かいい方法があったのかもしれない。
こんな遠くへ大変な思いをして来て、少ない持ち金を失った上に壊れそうにならなくても・・・
でも、あの時は
ただただ、まだオットと一緒に暮らしたいと思ったのだ。
もう一度、オットの笑顔が見たいと。
仕事で疲れ切った死にそうな顔でなくて、しあわせな笑顔を。
今はまだ大変だけど、
オットは少しずつ笑顔を取り戻している。
娘たちにはいつでもメロメロで最高の笑顔だけどね♪
おばさんは時々大変な事ばかりで、「もう、勝手にしておくれ~」なんて思うこともあるけどね~(苦笑)
答えがまだ出ていないから、何も書けないけど・・・
真面目で優しくて、ちょっと不器用だったりして・・・
そんな人達が追いつめられて命を絶つなんて悲しい。
壊れるかも・・・と思ったら、もうがんばらないで。
ゆっくりゆっくり深呼吸をしながら大切な人の顔を思い浮かべて。
疲れ切った身体と心を休めよう。
今日も1日ありがとう。
いつも応援ありがとう~お蔭さまで踏ん張れます!
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コメント
久々に、ブログ読ませていただきました。
入院されたのですね。
さぞかし、心細かったでしょうね。
でも、優しい旦那様がいてくれて、良かったね。
何の病気か、わからないけど、早く良くなって退院できるといいですね。
最近、私のまわりでも、病気で手術する人が、相次いでいます。
なんという事でしょう。
平成という時代が終わって、令和という新しい時代になってから、いろんなことが、変化しているように感じます。
コメント欄、最近のがなかったので、古いのに書かせていただきました。
早く良くなられますよう、祈っております。
よければ、メールくださいね。いつでもいいですから。
白日夢さん、コメントありがとう~♪
思いもがけずドイツで入院してしまいました~。
言葉の壁が立ちはだかって悶々としました(;´∀`)
オットがいなかったら一体誰に助けてもらえるのか?それを考えるとちょっと怖かったです。
3日目には退院していまはリハビリというかマッサージなどに通って少しずつ良くなっているので安心してください。
年齢的なものってありますよね~。
いつも応援ありがとうね~メールしますから待っててね~ヾ(*´エ`*)ノ