こんばんは〜。
今日は本の紹介ですよ。
2013年に大切な人をがんから守ることが出来なかったおばさんです。。。
ちょうど10年経った去年、オットががんになって再び色々と学ぶことになりSNSなどから沢山の情報を手に入れる事ができるし、医療技術の進歩には驚きました。
10年前はだめだったけど、今なら治ったかもしれない!と考えると悔しかったりもするんですが。
↓そんなおばさんが出会った本がこちら。
がん治療に30年以上携わっている勝俣範之先生が書いた
「あなたと家族を守る がんと診断されたら最初に読む本」
読んでみたら、自分が経験して感じたことや疑問に思ったことの答えが載っていたし、残念ながらこれからは多くの人ががんと共存を強いられる時代、そんな患者や家族のために先生が出来る限り後悔しないように、がんでも人生を楽しく生きられるようにと願いを込めて書いたんだな〜と伝わってくる内容でした。
一家に一冊、お守りとして持っていてもいいのではないかと思うほどです(笑)
勝俣先生がこの本についてインタビューに答えている記事があるのでよかったら読んでみてね↓
おばさんが経験して強く思った事をいくつか書いておきますね。
主治医とのコミニケーションは重要
はっきり言って変な主治医に当ったら最悪です。
例えば、
・パソコンに向かって患者を一切見ない。
・患者の話を聞いてくれない。
・口調が強かったり、話し方が怖い。
今まで「この先生凄いかも」と思った方は皆さんとても親切で優しくて、嫌な感じが全くなかった。
大事な命を預けるんですから「この主治医にお願いしたい」と思えるのが一番かなっと。
主治医とのコミニケーションって意外と難しかったりして・・・
オットもそうなんですが、心配や質問があっても聞かないんですよ😞
遠慮というか、こんなこと聞いてはいけないんじゃないかとか、勝手に思って。
だから気になったことは全て隣に座っているおばさんが直接先生に聞くんです🤣
そうすると先生はきちんと答えてくれます。
いつも「何か気になることはないですか?大丈夫ですか?」と声をかけてくれているのだから、こっちの思いを打ち明けないと先生もコミニケーションの取りようがないのよ。
良い先生に巡り会えるのは本当に難しい。
オットの時に「この先生で運が良かった」って思ってしまったくらい難しい。←運かよっ
主治医とのコミニケーションを上手に取る方法も本に書いてあるので参考になりますよ♪
録音、メモ、写真を撮る
記録を残すことは大事だと、10年前の失敗で学んだ。
衰弱していく様子を見ていられなくて主治医に「なんの治療もしていないけど本当に大丈夫なんですか?」と聞いたら
主治医は「このがんで死ぬ人なんて殆んどいない」と答えた。
本当なら嬉しい言葉。命は助かるんだから。
でも、その吐き捨てるような言い方に不安を覚えた。
その数日後、主治医から話があると言われ伺うといきなり「余命3ヶ月です」と言われる。
驚いた。
あまりのいい加減さに腹が立ち、あの言葉は一体何だったのか尋ねると、主治医は「そんな事を言った覚えはない」と跳ね除けた。
この時「なぜ録音しなかったんだ」と、とても後悔した。
ただ、同席していた看護師さんが主治医にむかって「先生は確かに言いました。私は聞きました」と言ってくれたので心が救われたのを鮮明に覚えている。
この時に余命宣告は本人に言わないでくださいと頼んだが、主治医は次の日の朝、病室(相部屋)で本人に3ヶ月だと告げたそうで、泣きながら電話をかけて来た。
最悪な主治医💢
こんなこともあったので録音するのはお勧め。
オットの時は失敗しないように何でも記録に残そうとして、先生にレントゲンの写真を撮ってもいいか尋ねたり、医学的な難しい言葉は書いてもらったり・・・
何だか必死な感じ丸出しだったのよ(笑)
でもね、大きな病院だったからそういう事に慣れているというか、きちんとしていて全て内容をその都度プリントして、細かく説明しながら書き込んでもくれたので、録音なんて必要なかったのが有り難かったというか、感心しました。
治療は自分でも勉強して、自分で決める
がんになってしまったら・・・
頭の中が真っ白になるし、これからどうなるのかと不安で何も手に付かなくなるんですよ。
病気になった当人だけじゃなくて家族でも一緒。←おばさんはこれ
でも本のサブタイトルにあるように「焦らない、慌てない、諦めない」ことが大切なんだと痛感。
で、
その為にはある程度自分の病気について勉強する事が大事というか、その先の治療が変わってくるんじゃないかと思った。
「先生がどうにかしてくれるだろう」と、主治医に丸投げでは後々後悔する事にもなりかねない。
分からない事はメモをしておいて聞いてみたり、主治医と共に治療に臨めるのがいいのかと。
そして決めるのはいつでも自分。
自分がその治療をやりたいのか?やりたくないのか?が大事なのではないかと思います。
まとめ
病院や主治医などは相性というものもあり、人によて違う。
良い病院だと分かっていても遠いとか色んな事情で選択できない時もある。
がんも同じ病名でも一人一人症状などか違ったりもする。
だから「絶対これが良い!」というものはないに等しい気がするので、自分の病状を出来るだけ把握して前向きに良い治療や暮らしを選択できればいいな〜と思っています。
その為にこの本は参考になるのではないかと読んで感じました。
なんかね、偉そうに色々書いたけど・・・
おばさんはあくまでもがんの当人ではなく家族だから、この記事の内容もそっち側の気持ちで書いちゃってると思うので、もし何か感じたらコメントで教えてもらえると嬉しいです🙇
がんになりたくてなる人はいないんですよ、だから悪いことではないし申し訳ないなんて思わないで欲しい。←オットへ伝言じゃ〜
穏やかな時間が過ごせるように願っています🍀
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