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5月20日(日)
ドイツ Düsseldorf~近郊 最高気温24℃、最低14℃。
晴れ。
昼間のクラスで知り合ったイタリア人のAさん。
おばさんが辞めてからも頻繁に連絡をくれる。
お互いにやり取りをしてドイツ語を書く勉強とおばさんがドイツ語を忘れてしまわないようにという気遣いから。
よく授業中にドイツ語が思い出せない事があったからね(笑)
それに、昼間のクラスの方が授業の進みが早いので、「もしわからない事があったら遠慮なく聞いてね。仕事で返事は遅くなるかもしれないけど答えるから。」とも言ってくれる本当に優しい彼女。
やはり昼間と夜では授業の進みは全く違い、こっちはやっとA2-2が始まったところなのに・・・
彼女のクラスはA2-2が終わり、B1が始まるそうだ~ひぇ~(汗)
これでは全くついていけないよ・・・戻って正解(笑)。
そしてB1の前にA2のテストがあったそうで・・・
読む、聞く、書く、話すの総合が百点満点中、89点だったと教えてくれた。
89点、すごいよ~。
彼女も仕事で全く勉強が出来なかったからこの点数はよかったと思うって言っていた。
因みに、おばさんと一緒に夜のクラスから移動した看護師を目指しているGさんは何と99点でクラスのトップだったそうな。。。
これまたすごい~。
そんなやり取りの後、テストも終わりホッとしたし、久しぶりに会いたいね~という事になり町まで行って今日Aさんと会って来た。
日曜だからお店は開いていないけど、パン屋やカフェなら開いてるのでそこでお茶をしながら話すことに。
Aさんはこの日も午後から仕事なのでゆっくりとはいかないけど。
で、最近何かあった?って話になって彼女は「この間、仕事が終わって帰ろうとしたらそこに夫がいたの!嬉しかった~♡」って。
彼女は夫と呼ぶけど、籍はいれて無くて同棲中の彼氏のことだと前に説明してくれた。そしてイタリアに住んでいる。
イタリアから会いに来てくれたんだもの嬉しいよね。
一緒にアムステルダムを旅行して、あとこの町を散歩して楽しく過ごしたらしい。
話を聞いているこっちまで楽しい気分になった。
で、前に11月にはイタリアに一時帰国するって聞いていたので、「今度会えるのは11月だね」と言うと・・・
彼女は 「そう、11月に帰るの。私はイタリアに帰るの。意味わかる?」って言うから
おばさん 「分かるよ、前に聞いたもの。どのくらい行ってるの?」と聞くと
彼女 「私はもうドイツには戻ってこない。イタリアで暮らすの。」と。
おばさん 「えぇぇ~~~!」
思いもしなかった答えにびっくり、がっかり・・・言葉を失う。(ドイツ語でどの表現があっているのか頭ぐるぐるちゅう、笑)
思わず「一体なぜ?」と聞いたら
彼女は 「オットはドイツには絶対に来ないって言っているし、家族はみんなイタリアに居るし・・・私の2匹の猫も。」
そっか。
家族といる時間が欲しくてこの歳でドイツまで来たおばさんだから・・・
「一緒にいる時間」は大切だと思うので、「とても残念だけど・・・帰って家族一緒に暮らす方がいいと思う。」と言った。
「私もそう思う。」と言って彼女は笑った。
11月に今ドイツ語を習っているインテグレーションコース(ドイツの統合コース)が終わり試験を受けて帰国する予定らしい。
彼女が「まだ時間があるから外を歩きながら話そう!」と言うのでパン屋を出てお店が全て閉まっている町中をぶらぶら歩きだす。
歩きながら
「ドイツに来てからいつもいつもひとりだった。散歩するのも買い物へ行くのも遊びに行くのもご飯を食べるのも・・・知ってる人がいないから。ドイツに来た本当の理由は一番仲のいい友達がドイツにおいでって言ってくれたから来たの。ドイツはいいところだよ、きれいな花がいっぱい咲いていてお天気のいい日はみんなで散歩したり、ご飯を食べながら話をしたり。こっちに来れば毎日会えて一緒に居られるし楽しいよ。一緒に買い物したり遊びに行ったり、お互いの家を行ったり来たりして。」と、そんな事を言われて・・・
色々と悩んでいたから友達がいるのならドイツに一度行ってみようかなって・・・来たらしい。
でも、実際はドイツに来てから8ヶ月経つけど、会ってくれたのは3回だけ。
それ以外は「忙しいから・・」っていつも断られて・・・話も出来ない日々。
友達には子供がひとりいるけど、仕事はしていないから時間はあると思うんだけど・・・って。
「ドイツ語を勉強したくて」と言っていたがその裏にはそんな理由があったのか~。
言葉が話せないのに異国で暮らそうと思うって・・・
35歳のAさんにも色々な悩みがあったんだよね・・・。
年齢関係なく、いくつになっても悩みは尽きないからなぁ・・・。
いつも明るいAさんからひとりで寂しかったって聞いたら、何かグッと来たよ。
言葉が出来ない海外生活の孤独は半端ないからなぁ~。
仕事も話を聞いたら恐ろしくなった・・・
イタリア人の経営するアイスカフェに勤めてるからオーナーとは話が通じるけど、お客さんとの会話がまだ上手く聞き取れなくて、もたもたしてると長蛇の列が出来てしまい、オーナーが隣に来て時計を指さしながらドイツ語で早くしろと怒鳴るらしい・・・ひょえ~(汗)
オーナーが居なくなると今度はオーナーのママが出てきて「若いんだから早くドイツ語を覚えなさい!ドイツ語を話せ~ドイツ語をもっと話せ~!」って仕事中何回も言うみたい・・・うひょ~。
それでも他に仕事を見つけるのは大変だから辞めないでがんばっている。
すごいな・・・えらいね。
よく分かるよ。
うちのオットも同じだから・・・。
お給料を払う立場になると「いいよ~ゆっくりやって」なんて言ってられないから、そこはシビア。
昼間は学校、午後から仕事で家に帰えるのが11時過ぎ、ご飯食べてシャワー浴びて寝るのは日が変わってから。
仕事を始めてから寂しがってる時間はないけど・・・これでは疲れるね。。。
取り敢えず、11月イタリアに帰る前に時間を作って何回か一緒にどこかに遊びに行こうと言う約束をして、彼女は嫌々職場へ向かった。
今日みたいにお天気のいい日曜日はアイス好きのドイツ人が沢山来るそうだ~(笑)
がんばれ~!
それにしても・・・寂しいよ・・・。
いつも応援ありがとう~お蔭さまで踏ん張れます!
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今日も一日ありがとう。
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コメント
せっかく仲良しな人が出来たのに、帰国してしまうとは
残念ですよね(´;ω;`)
でも、家族と一緒にいるって事を考えたら間違った選択では
ないですし~。
仕方ない事なんでしょうね。
Aさんのお友達は無責任だなって思いますが~(;´д`)
何よりも、日曜にお店がやってないっていうのに驚きましたっ。
テロテロさん、コメントありがとう~♪
そうなの~せっかく仲良しになったのに・・・
あまりにも急でびっくりしちゃった。
でも会うたび旦那さまや猫の写真を見せてくれて・・・会いたいんだろうな~って。
お友達の話を聞いて自分も誰かにそんなこと言わないように気をつけないと、って思っちゃいました^^;
ヒトは気持ちも環境も変わっていくからね、難しいね。
そうそう、日曜日にお店が全て閉まっているなんて、日本人には考えられないよね~(笑)
いつも応援ありがとう~ヾ(*´エ`*)ノ
ふるねこさん
はじめまして、同じくドイツでインテグレーションコース奮闘中のSallyと申します。「インテグレーションコース 難しい」で検索して辿り着き(同じように感じている方はいないものかとググったのです。ご主人ドイツ人で既にそこそこ話せていた、対策すればテストも難しいものではない、みたいなブログばっかり目にして落ち込んでいたもので…)以来、ちょこちょこ覗かせてもらっています。ドイツ語難しいですよね、お疲れ様です。ご主人のお仕事の件も、異国の地で大変な思いをされ、本当にお疲れ様でした。私は保育園の娘がおり、勉強時間が多く取れないことがもどかしく、若いクラスメイトたち(ちなみに私は30代)になかなか追いつかず情けない思いでした。家事も仕事もない、自分にだけ時間を使えるんだからいいよね…と卑屈な気持ちになってしまうこともありましたが、やはり中にはAさんのように働いている人もいるし(同じくイタリア人で、仕事はきついがそれでも働けるだけ母国よりはいいと言っていました)、若いのに家族と離れ一人でドイツで頑張っている人もいます。重い軽いなんてなく、みんなそれぞれの事情でこの国へ辿り着き、生きていくために踏ん張っているんだな、自分だけじゃない、とAさんのお話を読んで改めて感じました。ずっとコメントをしてみようと思いながら実行していませんでしたが、一歩を踏み出してみました。私はバイエルンなのでふるねこさんとは離れていますが、この同じ国のどこかで、同じように踏ん張っている方がいると知れただけでも心強いです。私はブログ始めたいな~と思いながらまだ書いていないのですが、ふるねこさんの更新を楽しみにしています。お互い、頑張って、踏ん張っていきましょう。ご主人もお仕事、ご無理なさらないといいですね。
長文乱筆、失礼いたしました。
Sallyさん、はじめまして。
初めてコメントを入れるのって勇気と言うか気合がいりますよね。
一歩踏み出して貰えてよかった~とっても嬉しです!励みになります♪
「インテグレーションコース 難しい」で辿り着くんですね~(笑)
本当にドイツ語、難しいです(汗)
年齢的にも日々忘れていく事の方が多いから・・・新しい物を覚えるなんて至難の業。
そこに長くて発音の難しいドイツ語単語ときたら、もう無理です~(笑)
Sallyさんは娘さんがいるんですね。それは勉強するのに時間的に大変だと思います。
昼間のクラスの時に子供がいるから時間が無くて予習復習が出来ないと言った人に先生が
「それでは昼間のクラスではなくて、違うクラスを探しなさい。」と言ったのには驚いて
おいおい、って思いました。彼女の話を聞いたけど、勉強する時間は本当になさそうだったもの。
そうなんです、色々な国から想像もつかないような事情でドイツに辿り着いた人たちに出逢うと
「がんばらねば~♪」って気持ちになりますね。
バイエルンなんですね~いいところですね。ちょっと遠くて残念だけど・・・。
それでもドイツ国内、お互いに踏ん張りましょうね~☆
オットのご心配もありがとうございます。
こんなブログですが、これからもよろしくお願いします!
Sallyさんもブログを始めたら是非教えてください~覗かせてもらいます(笑)
では、くれぐれも身体に気をつけて~ヾ(*´エ`*)ノ